体癖って何?見分け方は?どの体癖がどういう性格や特徴なの?なぜそうなるの?
体癖論を初めて知った方、興味があるけどよく分からない方、理解を深めたい方へ。
このページでは体癖論の全体像と根本的な考え方を解説しています。
体癖論とは野口晴哉先生の整体理論の一つで、体の特徴から、性格や体質が分かる究極の人間分析タイプ論。
5種類の方向性とそれぞれにエネルギー発散タイプ(奇数体癖)と集注タイプ(偶数体癖)とがあり、合計10種類になります。
体癖論は決して簡単なタイプ論ではありません。単純化したり、誰でもとっつきやすいよう簡単に説明するのもいいですが、私はせっかく勉強するのであれば、本質を知ってほしいと思っています。このブログでは難しい体癖論をできるだけ分かりやすく、本質的な説明も極力省かずに解説しています。
体癖論はしっかり理解し身に着けることによって、人間の様々なことが分かり、世界が変わります。
まずこのページで全体像をつかんだ上でそれぞれの体癖を学ぶとより理解が深まります。ぜひ最後まで読んでみてください。
【体癖論】が究極の人間分析タイプ論である理由
体癖論のすごいところ
よく「その人に合った」やり方で、とか言いますよね?
じゃあ具体的にどういう人にどういうやり方がいいって分かりますか?
人はそれぞれ感受性が違います。ある人には合うけど別の人には合わないということはよくあります。
体癖論では、体の癖から感受性を読み取るので、どういう人がどういう性格になりやすいか、どういう言い方なら伝わりやすいか、ということが分かります。つまりどういう人にどういうやり方が合ってるのか、が具体的に分かるということです。
これはあらゆる人間関係、教育やビジネス、恋愛に応用ができると考えています。
便利なのは、体の特徴だから見た目で性格を推測することができるということ。
これって画期的じゃないですか?心理テストをする必要もない、生年月日を聞く必要もない、慣れれば写真を見て見当をつけることさえできます。
さらに体癖論は体の特徴に根ざしたものなので、理由があります。
例えば、骨盤が閉まりやすいから、痩せやすいとか、集中すると骨盤が閉まるから、骨盤の閉まりやすい人は集中力がある、とか。理由が分からないと納得できませんよね?
一番重要なのは、体癖は生かすことができるということ。
性格診断の結果を見て、「へー」と言うだけでは何にもなりません。特徴を知って、どういう方向に進めば全力を発揮しやすいのか、どういうことに気をつければいいのか、短所や長所を知って実生活に役立てることができます。
同じ努力するのでも、自分の体癖に合った方向であれば楽に努力ができます。頑張ってるのに、楽しくないのは、本来の自分の方向とはズレた方向に努力しているのかもしれません。
また体癖は10種類のタイプがありますが、一通り覚えておけば、自分とは違うタイプの人がどのように感じているのかが分かり、相互理解が深まります。
普通は自分の見方や考え方が当たり前で、みんな同じように考えていると思い込んでいます。だから「なんで!?」と不満を持つわけです。体癖を学べば、こういう感受性だから、こういう行動をするんだ、と分かる。分かればそれほど腹が立たないものです。
そしてとにかく面白い!人間にまつわる様々なことを体癖で説明ができます。
体癖論は何十年も前に野口晴哉先生が考案した理論ですが、大きな可能性を秘めながら、まだまだ発展途上で知名度も高くありません。
最近ようやく時代が追いついてきた感があり、少しずつ興味を持つ方が増えてきたようです。
私も研究中ですが、少しでも多くの方が体癖論に興味を持ち、使いこなすお手伝いができればと思っております。
見分け方・調べ方・診断方法
体癖には色々な調べ方や見分け方があります。以下のようなことを考慮しながら、診断します。
体型
体癖は、体型にも特徴がでます。
がっちりして骨太なのは?お尻が大きいのは?
顔
体癖によって、特徴的な顔があります。
求心顔、面長でおでこが広い、左右の顔の差が大きい、などそれぞれの体癖に特徴がありますから、顔を見ればどのタイプか予想することができます。
顔を見れば分かるなんて便利すぎ!分かりにくい人もいるけどね。
姿勢
姿勢も体癖によって変わります。
猫背になりやすい、いつも腕を組んでいる、あごをつきだしている、そういう姿勢を見れば、どのタイプなのか想像がつきます。
体の使い方の癖
お尻を振って歩いてる、しゃがむと落ち着く、よく首をかしげる、などついやってしまう癖は体癖が原因かもしれません。
体癖論は体の癖というだけあって、そういう観察から始まっています。
気の方向
体癖の正体は気の流れやすい方向性だと思っていますが、これが分かると体癖をダイレクトに見分けられます。生きてる人だけではなく、その人が作ったものや書いたものからも気が発されているので、そこから読み取ることもできます。
この方法を使って、体癖診断を行っています
詳しくは↓↓↓
背骨
専門的になりますが、背骨を指で触れて観察する方法もあります。
数ヶ月整体を受けながら観察していきます。
*本来の3つの体癖が分かるのは、気の方向と背骨の観方の2つのみとなります。あとは推測ですので、正確とは言えません。
こちらの2つは非常に画期的な方法で、私の先生の数十年の研究成果によるものです。体癖の診断はこれまでとても難しく、野口整体の先生でも本来の3つを正確に診断できる方はほとんどいらっしゃらないと思います。
重心(体量配分計)
重心で体癖を知ることもできます。
重心の左右差が大きいとか、かかとが重いとか、それぞれ体癖によって重心が変わります。
晴哉先生が創設した整体協会が何十年か前に「体量配分計」という重心を測れる機械をTANITAと共同開発しましたが、随分古くなっているので、現代技術で刷新し、連動したアプリ開発が行われれば飛躍的に科学的研究が進むはずです。今後目指していきたいと思っています。
この手の理論でエビデンスが得られるかもってすごくないですか?
性格
性格は体の癖、つまり体癖によって決まると考えられます。
例えば体がねじれやすいから、怒りっぽいとか、骨盤が閉まりやすいから集中力があるとか。
そういうことをまとめていったのが体癖論で、こういう体の人はこういう感受性を持ちやすい、ということが分かりました。
つまり体の特徴を見て性格が推測できるのです!
職業
こういう職業にはこのタイプが多い、という傾向があります。
例えば損得勘定ができた方が経営には有利だろうし、コミュニケーションが得意なら営業が向いているかも知れません。アイデアが出やすい人もいれば、決まった仕事が得意な人もいる。
また仕事のスタイルも体癖によって向き不向きがあります。
感受性に合った職業では力が発揮しやすいと思います。職業を選ぶ時には参考にしてみてもいいかもしれません。
恋愛と相性
体癖は恋愛の傾向にも影響を与えます。
エスコートが上手いけど飽きっぽいとか、一途だけどストーカーになりやすいとか、体癖によって傾向があります。
また相性があると思うのですが、研究中です。
いつも同じパターンで失恋してませんか?
趣味
体癖によって、趣味や好きなことにも傾向があります。
サッカーが好きなのは?ショッピングが好きなのは?
気が向く方向で好きなことも変わります。
病気
もともと体癖論は治療家だった野口晴哉先生が、こういう体の癖がある人は人はこういう病気になりやすいという発見から始まりした。
体癖によって内臓の働きが変わるので、なりやすい病気の傾向もあるのですが、私は詳しくありません。
体癖とは、そもそも何?
そもそも体癖って何?て話ですが、簡単に言えば、エネルギーがどういう方向に流れやすいか、ということです。
エネルギーの平衡要求
生き物はエネルギーが足りなくなったら求め、余ったら発散して、いつも平衡状態を保とうとしています。
体癖には大きく分けて、エネルギーが余りやすいタイプと、エネルギーが足りなくなりやすいタイプがあります。
余りやすいタイプは余った分を発散しようとし、足りなくなりやすいタイプは欠乏すると他からエネルギーを集注しようとする、つまりだれかの気を引こうとします。
エネルギーの過剰と発散要求
エネルギーが過剰になると、発散要求が起こります。
例えば子どもが外で遊べないと、家の中で暴れまわります。
これはエネルギーが余っているから、暴れて余ったエネルギーを発散しているわけです。
叫んで発散する子もいれば、本を読んでいれば静かにしている子もいます。頭を使って発散しているのです。
叫ぶ子はいつも叫ぶし、本を読む子はいつも本を読む。おしゃべりばかりしている子もいます。
そういう余ったエネルギーをどの方向に発散しやすいかが、体癖です。
そして発散がスムーズに行われている状態が健康です。
「やめなさい!」と止められたりして発散がつかえると、エネルギーが圧縮され、機会があれば噴出します。
エネルギーの欠乏と集注要求
エネルギーが欠乏すると、集注要求が起こります。
例えば赤ちゃんはお腹が空いた時や不安な時、不満がある時に泣きます。
不安や不満というのも、エネルギーが足りてないと考えることができます。
エネルギーが足りなくなると、泣いて周囲の注意を引こうとします。
同じことを大人もやっていて、面白いことを言って笑いをとったり、辛いことを話して同情を買ったり、だれかの気を引いてエネルギーを満たそうとします。
これにもパターンがあって、甘える人はいつも甘えるし、面白いことを言う人はいつも面白いことを言います。このパターン、どの方向に気を引きやすいか、が体癖です。
相手の気=エネルギーを引く、つまり褒めてくれたり、慰めてくれればエネルギーは満たされますが、それができない場合、悪いことをして怒られたり、病気になってでも気を引こうとします。怒られるのもエネルギーの集注とみることができるのです。
良いことをして認められるとか、やさしくして感謝されるとか、そういうエネルギーの交換がスムーズに行われている状態が健康です。
体癖と腰椎-運動-内臓-感受性の関係
腰椎と運動の中心点
ではそのパターン、方向性はどうやって決まるのでしょう?
それは体の癖、気の流れやすい方向から決まると考えられます。
腰には腰椎1番から5番まで5つの骨があり、それぞれ運動する時に中心となります。例えば、腕をバンザイするなど上下の運動をした時は腰椎1番がよく動き、そこが運動の中心点になっていることが分かります。同様に腰椎2番は左右の運動、腰椎3番はねじりの運動、腰椎4番はしゃがむ運動(骨盤が開閉する運動)、腰椎5番は前後の運動をする時に中心点となります。
どの骨を中心に運動が起こりやすいか、が体癖です。
例えば腰椎1番が中心点になりやすい人は、上下の運動が多くなり、体も上下方向に伸びやすい傾向があります。びっくりすると体がピーンと伸びるなど、無意識に上下の運動をよくしています。そして体型も上下方向に長く見えます。
また、それぞれの骨には関係の深い内臓の働きがあります。
観察していくと、腰椎1番に気が集まりやすい人は、大脳が活発で、論理思考が得意なことが分かりました。
そこで腰椎1番が中心点となるタイプを上下型、と名付けました。
同様に、腰椎1番から5番までに以下のような関係があります。
- 腰椎1番:上下運動(大脳)ー上下型
- 腰椎2番:左右運動(消化器)ー左右型
- 腰椎3番:ねじり運動(泌尿器)ーねじれ型
- 腰椎4番:しゃがみ運動(生殖器)ー開閉型(骨盤の開閉)
- 腰椎5番:前後運動(呼吸器)ー前後型
気の方向
さらに、例えば上下型には、上から下に向かって気が流れやすいことが分かり、上から中心に入る気を2種、中心から下に出る気を1種としました。
つまり中心に向かう内向の気が2種(偶数体癖)で、中心から外へ向かう外向の気が1種(奇数体癖)となります。
このように5つの型それぞれに気の方向があり、内向と外向の2種類があるので、全部で10種類となります。
奇数体癖と偶数体癖
10種類の体癖のうち、
1種、3種、5種、7種、9種の奇数体癖はエネルギーが余りやすく、発散要求が強いタイプです。気の方向も中心から外に向かい、感受性も陽気、外向的で積極的な傾向があります。興味も外に向きやすく、自分を外に示したい、自己顕示欲の強いタイプと言うこともできます。
逆に、2種、4種、6種、8種、10種の偶数体癖はエネルギーが欠乏しやすく、集注要求が強いタイプです。気の方向も外から中心に向かい、感受性も陰気、受け身で内向的な傾向があります。興味も内側や内面に向きやすい。他から認めてもらいたい、承認欲求が強いタイプとも言えます。
感受性の方向
気の方向によって、感受性が決まります。
例えば上下方向の気が流れやすい上下型の人は上下関係に敏感だし、前後型の人は前後関係、つまり新しいか古いかに敏感になります。
この感受性によって性格が決まります。
例えば左右型の人は左右の気が流れやすく、横の関係、つまり友達との付き合いが大切だったり、コミュニケーションが得意だったりします。
また運動に関しても、ねじれ型の人はねじる動作が得意なので、体をねじるスポーツ、野球や格闘技が得意だったりします。
そういった感受性の特徴をまとめると、以下のようになります。
- 腰椎1番:上下運動(大脳)ー上下型ー思考、上下関係
- 腰椎2番:左右運動(消化器)ー左右型ー感情、好き嫌い
- 腰椎3番:ねじり運動(泌尿器)ーねじれ型ー闘争、勝ち負け
- 腰椎4番:しゃがみ運動(生殖器)ー開閉型(骨盤の開閉)ー集中分散、愛憎
- 腰椎5番:前後運動(呼吸器)ー前後型ー損得、新しい古い
体癖の見分け方は、無意識をみること
体癖は、無意識です。例えば意識的に論理思考や上下関係を良しとして、普段はそう振る舞っていたとしても、とっさの時にやってしまう無意識の運動に体癖が表れます。
びっくりした時にぎゅっとしゃがむなら開閉型かもしれません。
だから体癖を観る時は、意識的に表面でやってることではなくて、無意識にやってしまうこと、ついやってしまうことをみた方が正確です。
ただ基本的には自分の体癖の方向に合った感受性になっているので、自然にそう考えてしまう、ということをみるのもいいでしょう。
親にそう言われて育ったからとか、常識的にそう考えられているから、というのは自分の本当の体癖ではないかもしれません。
そうしていると調子がいい、楽しいというのは、体癖(無意識の方向)と意識的な行動が合っているということです。調子が出ないのは、違う方向に努力しているのかもしれません。
たしなみのある人なら、自分の短所は意識でカバーしようとしているので分かりにくいかもしれませんが、体癖を観るときには、「無意識」についやってしまう、変えよう、抑えようとしてもつい出てしまうというような「癖」をみると正確に観察ができます。子どもの頃を思い出すのもいいでしょう。
長所やいいことは他の体癖でも意識的にやってることがあるからです。
体癖は3つの組み合わせ
体癖は3つの組み合わせです。
すべて奇数体癖やすべて偶数体癖になることはなく、奇数体癖2つ+偶数体癖1つ、または奇数体癖1つ+偶数体癖2つとなります。
また同じ型の2つが組み合わさることはありません。例えば、1種と2種が同時に入ることはありません。
両親から受け継いでおり、基本的に生涯変わらないと考えています。
*体癖論は未完なので諸説あります。
これらは体癖のバイブルとも言える野口晴哉著『体癖』には書いていないことですが、私の先生の研究成果で、私も10年くらい観てきましたが、先生の説を支持しています。
結構マニアックな話になってきますが、ご興味のある方は↓↓↓
それぞれの体癖の特徴
それでは1種から10種までの体癖の特徴を見ていきましょう。
それぞれの性格や具体的な特徴はそれぞれのページで詳しく解説しています。
私がここ何年か観察してきて、そういう人が多いっていう典型的な例をあげましたが、実際には体癖は3つ混ざるし、相反する特徴を持った体癖が組み合わされば打ち消し合うこともあります。 また環境や教育でも変わるので、そんなにコテコテの人も珍しいですが、傾向や方向性があるかなーってくらいで見て下さい。
また具体例にあげたような典型的な人をたくさん観察すると、なんとなく雰囲気が分かってくると思います。自分の体癖も気になりますが、まずは他人の体癖を観察する方が簡単かも?後述しますが、体癖は気の方向なので、雰囲気を読むのが大事です。一つ一つの例や項目に囚われないでくださいね。
体癖に良し悪しはなく、短所は同時に長所にもなり得ます。なるべく中立に書いたつもりですが、どうしても主観になるので、偏っていたらすみません。。
ちなみに写真はその体癖のモデルさんを選んでるので、雰囲気の参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう!
上下型
上下型は腰椎1番に気が集まりやすく、上下の運動に関係があります。
気の方向は上から下。
大脳の働きと関係があり、頭を使うのが得意です。
上下運動が多く、上下関係に敏感で、感受性は毀誉褒貶(褒められたり貶されたりに敏感)。
1種
1種は大脳発散型。頭で考えること自体が発散になります。論理的思考が得意で観念的。
- 勉強、読書が好き
- 知的好奇心が旺盛
- 学者、先生っぽい
- 考えるのが好き
- 空想が好き
- 論理的思考
- 俯瞰ができる
- 上から目線
- 制度やルールを作る
- 上下関係を重んじる
- 大義名分が大事
- 評判、名誉に敏感
- 伝統、格式、歴史、礼儀、挨拶
- 睡眠に敏感
- 体の特徴
- 首が長いか太い
- 面長でおでこが広い
- 直線的で上に長い印象
2種
2種は一見マジメで従順ないい人ですが、裏では妄想したり、自分の世界を持っているかも?ステレオタイプですが、一般的な日本の会社員のイメージです。
- 上下関係
- 親や先生、上司の言うことをよく聞く
- 秩序、安定を求める
- 迷惑をかけたくない
- 「恥」に敏感
- 正確性
- 間違えないことが重要
- マニュアル通りに対応できる
- 保守的
- 慎重
- 常識的、良識的
- 勤勉
- 地位や肩書、学歴や資格を重視する
- 従順
- 言われたことはきちんとやる
- 「べし」「べからず」
- 真面目、律儀
- 奥手
- 失敗したくない
- 笑われたくない
- サブカル好き、妄想癖
- マンガ、アニメ、ゲーム好き
- 変身願望
- 体の特徴
- 1種と似ているが謙虚そう
左右型
左右型は腰椎2番に気が集まりやすく、左右の動作と関係があります。
気の方向は右から左。
左右の運動が多く、体も左右偏り。左右の関係、つまりコミュニケーションを大切にします。恋愛が好き。
消化器の働きと関係があり、食にこだわりがあります。
感情に敏感で、好き嫌いで動きます。自己保存の本能が強い。
3種
3種は感情発散型。好き嫌いで動き自己保存の本能が強い。消化器の働きが活発なので食いしん坊です。
- 好き嫌いが基準
- 感情で動く
- 喜怒哀楽が激しい
- 美意識が高い
- きれいなもの、可愛いものが好き
- 華がある
- 自分が好き
- 自分が楽しくないと嫌
- 自分が主人公でいたい
- コミュニケーションが得意
- おしゃべりが好き
- 明るい、楽しい
- 恋愛が好き
- 恋愛体質
- 恋バナ、恋愛モノが好き
- 食べるのが好き
- 食いしん坊
- ミーハー
- 流行に乗っていたい
- 話題の〇〇に飛びつく
- 体の特徴
- 左右偏り
- 猫背になりやすい
- 筋肉がつきにくく、曲線的
4種
4種は3種と同様に、自己保存本能が強く、消化器と感情、左右の動きに特徴がありますが、3種が自分の感情を表現する発散型に対し、4種は他からの共感を求める集注型です。
- やさしい
- 穏やか、おとなしい
- 気が利く、気配り、気遣いができる
- 受け身
- 自分が話すより聞き役に回ることが多い
- 共感、同情が得意
- 感情を表に出せない
- 嫌われたくない
- 思っていることを言えない
- 調和を重んじる
- みんなが楽しんでくれるとうれしい
- 和やかな雰囲気が落ち着く
- 繊細
- 心配性
- 打たれ弱い
- 尽くすのが好き
- 相手が喜ぶことをしてあげたい
- 人を嫌な気持ちにさせたくない
- 恋愛体質
- 気を引きたい
- 恋バナ、恋愛モノが好き
- 守ってあげたくなる雰囲気
- 甘えん坊
- 頼ってしまう
- メンヘラっぽくなりやすい
- 情緒不安定
- 寂しがりや、依存
- 傷つきやすい(批判や拒絶が特に怖い)
- ヒステリックに怒り出す
- 体の特徴
- 3種と似ているがおとなしそう
- 胃もたれ、消化不良
- 華奢
前後型
前後型は腰椎5番に気が集まりやすく、前後運動に関係があります。
気の方向は前から後ろ。姿勢も前傾、または後傾しやすい。
呼吸器の働きと関係があり、前後関係、つまり新しい、古いに敏感です。
感受性は利害損得。情報の扱いに長ける。
5種
5種は行動発散型。利害損得で動き、合理的。呼吸器が強く、疲れ知らず。
エネルギーが余ると冒険したくなります。新しいもの好きで流行に敏感。
- 行動発散型
- 呼吸器=気が強い
- 積極的
- 損得勘定
- メリット・デメリットを考える
- コスパ重視
- 合理的で効率重視
- 要領がいい
- ながらが好き
- 冒険・新しいモノ好き
- 「ダサい」「古い」のがなにより恥ずかしい
- 流行に敏感
- 飽きっぽい
- 広く浅く、応用力がある
- 情報こそ力と思っている
- 得た情報をすぐに生かせる
- ビジネスセンス・儲け話が好き
- 相手に合わせた営業トークや交渉が得意
- 宣伝が上手い
- 社交的
- 顔が広くコネがある
- 飲み会が好き
- ノリが軽くて明るい。調子がいい
- 体の特徴
- 手足が長く、肩幅が広い逆三角形
- 前のめり
6種
6種は5種同様、前後型なので損得や計算が元にあるのですが、呼吸器が弱く疲れやすいので、エネルギーを節約しようとします。普段はのんびりしてても、非日常で急に元気になるタイプ。
- 呼吸器が弱い=気が弱い
- 呼吸器が過敏=空気に敏感
- 疲れやすい
- エネルギー集注型
- エネルギー、行動を温存、節約しようとする
- 自然体
- 環境を大切にする
- 気にしない「しょうがない」
- 偏見もモラルもない、なんでも許す、認める
- 自由を求める
- 縛られるのが嫌い、約束、規則が嫌い
- 流浪、放浪(旅行より旅が好き)
- 精神世界を大切にする
- 主義、思想、信仰に惹かれる
- 情緒不安定、不安
- 平和主義
- 理想主義、共生を目指す
- 策士
- 人が思いつかないアイデアが浮かぶ
- 悪賢い、ずる賢い、いたずら好き
- 世渡り上手
- コミュニケーション能力が高い
- 人に警戒心を抱かせない
- ピエロ
- センスがある、おもしろい
- 変わってる
- 非日常で発散
- パーティ、クラブ、フェス、イベント、祭り
- ダンス、ヨガ
- スピリチュアル
- 自己陶酔
- インスピレーション
- 芸術
- 依存症
- 体の特徴
- 肩が内側に入る
- あごが長いかしゃくれやすい
- ジョジョ立ち、ジョジョ座り
ねじれ型
ねじれ型は腰椎3番に気が集まりやすく、ねじる動作と関係があります。
気の方向は右斜め後ろから左斜め前。
泌尿器の働きと関係があり、ねじりの動作から闘争心が湧きます。
感受性は勝ち負け。競争心や対抗意識が強い。
7種
7種は行動発散型。勝ち負けにこだわり、喧嘩っ早い。エネルギーが余ると衝動的になるので、しっかり体を動かして発散させておくのが大事。正義感、リーダーシップがあり勇敢で頼もしい。
- 「勝つ」ことにこだわる
- 競争が好き
- 攻めに強い
- 衝動的
- カッとなる
- 喧嘩っ早い
- ヒエラルキー
- マウンティング
- プライドが高い
- 戦闘、闘争
- 強い、パワーがある
- 武勇伝を語る
- スポーツが好き
- 勝敗のあるスポーツが好き
- 熱血漢
- 仁義、正義
- やる気がある
- 肉食系
- マッチョ
- オラオラ
- 非行に走りやすい
- 暴れる
- 親や先生の言うことに反抗する
- リーダーシップ
- 自信、決断力
- 押しが強い
- 頼もしい
- 体の特徴
- どちらかにねじりやすい
- 筋肉質、骨太、がっちり
- 下半身にボリューム
- お尻を振って歩く
8種
8種は「負けず嫌い」です。腰がねじれているので、つい反抗してしまったり、ムキになることがありますが、弱者のためになれば、力を発揮できます。
- 負けず嫌い
- 対抗意識、競争
- 反抗心
- こだわり、ONLY ONE
- 人と同じことをしたくない
- 個性的、ユニーク
- 素直になれない、あまのじゃく
- 思ってることと反対のことを言ってしまう
- 不器用
- 信念、プライド 、誇り高い
- からかわれる、なめられる、軽く見られるのが許せない
- 「悔しい!」と思うことが多く、悔し泣きしてしまう
- 生き方にこだわる
- レールから、はみ出したい
- 困難や普通できないことに挑戦したい
- 道を求める
- 余裕ぶる
- 大げさ、はったり
- 嫌なことを言われても興味ないふりをする
- 弱者の味方
- 強者に対抗し、弱者に味方する
- 弱い人にやさしい、励ます、力づける、元気づける
- リーダーシップ
- 強く育てる
- 正義感が強い
- 人望を集める
- 仁義
- 根性がある
- 努力家、 忍耐力
- あきらめない、不屈
- 革命、改革
- 反対勢力に屈さずやり遂げる
- 体の特徴
- 7種と似ているが、むくみっぽい
- 汗っかき、または全然かかない
開閉型
開閉型は腰椎4番に気が集まりやすく、しゃがむ動作(骨盤の開閉)と関係があります。
気の方向は右斜め前から左斜め後ろ。
生殖器の働きと関係があり、種族保存の本能が強い。感受性は愛憎。
*9種は奇数体癖ですが、集中する方向に発散するという性質を持つので、イレギュラーで気の方向は内向になります。逆に10種は偶数ですが、外向の気になります。性格も9種は内向的で陰気、10種は外向的で陽気になります。
9種
9種は種族保存の本能が強く生殖器が活発。骨盤が閉まりやすいので、痩せやすく、集中力が強いので、一つのことを極めようとします。
- 仕事
- 集中力
- 完璧主義
- 我が道をゆく
- こだわりが強い
- 性格
- 極端、徹底的
- 本質にしか興味がない
- 独断と偏見が強い
- 意味や「なぜ」か分からないと動けない
- 人間関係
- コミュニケーションが苦手
- 流行に疎く、世間話が苦手
- 他人の意見に耳を貸さない
- 毒舌、口下手
- 趣味
- 凝り性
- マニアック、オタク
- 興味のあることに関しては異常に詳しい
- 愛憎が深い
- 一途
- 根に持つ、執念深い
- 憎しみ・恨みが深い
- 体の特徴
- 骨盤が閉まりやすく太りにくい
- 求心顔
10種
骨盤が開きやすい10種は骨盤が閉まりやすい9種と反対の特徴を持ちますが、方向性は同じ種族保存の感受性です。
- 包容力
- おおらか
- 寛大
- 「大丈夫」「なんとかなる」
- 器が大きい
- 楽天的、ポジティブ
- 陽気、明るい
- 落ち込んでもしばらくすると立ち直る
- 許す
- 人がいい
- 親切、フレンドリー
- 人相がいい
- ホスピタリティ
- 信じやすい
- ゆるみやすい
- ルーズ
- 大雑把
- 執着しない
- 家族(懐に入ってきた人)を大切にする
- 子供の面倒見がいい
- 世話好き
- 聞き上手、褒め上手
- 開放的
- 開けっぴろげ、オープン
- 広いところが好き
- グループの中心になる
- 目立つ
- 体の特徴
- 骨盤が開きやすく太りやすい
- 目鼻立ちが大きい
ご自身の体癖が分かりましたか?詳しい説明はそれぞれの体癖の特徴を読んでくださいね。
体癖は分類ではなく方向性
体癖は1種から10種までにタイプ分けしますが、こういうイメージではありません。これだと接点がないので永遠に解り合えません。。
そういう冷酷なタイプ分けではなく、こういうイメージです。
つまり、一つ一つのタイプが独立して存在してるというよりは、中心にある気(エネルギー)が、だれでも色んな方向に流れるけど、流れやすい方向があるということ。その方向性が体癖です。
例えば私なら9種-4種ー6種なので、こんな感じ。
この3方向には流れやすいけど、他の方向に流れないわけじゃなくて、負けまいとして8種的になることもあれば、やるべき義務を果たそうと2種的になることもあります。
左右の運動がやりやすいだけで、上下運動ができないわけじゃないのと同様です。
だからどの体癖にも当てはまるところはあるけど、その中でも傾向の強い3つの方向があるはず。
そして体癖の粋なところは、中心で交わってますから、どんな体癖の人でも、中心に気が戻れば、他の体癖のことも分かるし、他の体癖になりきることもできる。これが相手の身になるということだと思っています。
意固地になってる時や、行き過ぎている時は、どこかの方向に行ったっきり、中心に戻れなくなっているから、他がわからない。
整体とは、自分の方向に全力を発揮しつつも、いつでも中心に戻れて、自由自在にどの体癖にもなりきれる状態ということもできます。
タイプ分けという、偏見であり、差別が、温かさを併せ持つ所以です。
普通は自分の感受性の方向の偏見しかできませんが、体癖を学んで、全方向の偏見を身に着けられるといいですね。
体癖論を単なる知識や、トーク術のHow toとしてだけ使うのはもったいない!体癖は愉気の応用だから、愉気ができれば気の方向から体癖が読めるようになるかも。
体癖チェック
ご自身の体癖が気になりますよね?
チェックリスト等の自己診断では限界があります。
Lineのチャットでお写真を数枚送っていただき、気の方向から観た体癖診断を行っております。
詳しくはこちらから↓
まとめ
いかがでしたか?体癖に興味をもっていただけたら嬉しいです。
体癖は体型、顔、姿勢、気の方向、重心、性格、職業、恋愛、趣味、病気など色々なことに影響を与えています。
体癖は腰椎1番から5番までの方向性(型)と、それぞれに内向(偶数体癖)・外向(奇数体癖)の2種類があり、全部で10種類です。
- 腰椎1番:上下運動(大脳)ー上下型ー思考、上下関係
- 腰椎2番:左右運動(消化器)ー左右型ー感情、好き嫌い
- 腰椎3番:ねじり運動(泌尿器)ーねじれ型ー闘争、勝ち負け
- 腰椎4番:しゃがみ運動(生殖器)ー開閉型(骨盤の開閉)ー集中分散、愛憎
- 腰椎5番:前後運動(呼吸器)ー前後型ー損得、新しい古い
体癖はエネルギーの流れやすい方向です。
体癖論は最初学ぶのはちょっと大変ですが、身につくとほんとに面白い!
【体癖論】自体の考え方はこちらでも詳しく説明しています。
野口晴哉先生の『体癖』。体癖論を学ぶ方は必読です。とっても面白いのでまだ読んでない方はぜひ。
コメント
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7種8種は、3側ではなく、1側を調整します。間違いでした。お詫び訂正させて頂きます。
1種肩幅狭い小さい2側
2種肩幅広い大きい2側
3種肩幅広い大きい3側
4種肩幅狭い小さい3側
5種肩幅広い大きい3側
6種肩幅狭い小さい3側
7種肩幅広い大きい3側
8種肩幅狭い小さい3側
9種肩幅狭い小さい3側
10種肩幅広い大きい3側
1側、2側、3側の見方や調整は全然分からないのですが、これは体癖によって1側、2側、3側のどこかに出やすいということでしょうか?
肩幅でたいへきをきめます。
A
広い、大きい:2種、3種、5種、7種、10種。
B
狭い、小さい:1種、4種、6種、8種、9種
です。
ご存知でしたか?
説明は次回まで。
2種は狭めな人も多い気がします。
3種はそんなに広くないけど、厚いので、たしかに大きい感じはするかもしれません。
6種は狭いというよりは、内に入って薄い感じがします。
8種はわりと厚くて大きめな人も多い気がします。
あとはその通りに思います。