体癖は究極の人間分析タイプ論! ねじれ型体癖8種の性格や特徴を見ていきます。
ねじれ型体癖8種は(表=誇り高きあまのじゃく)×(裏=弱者の為に闘う熱きリーダー)タイプです。
イメージできる分かりやすい特徴を挙げましたので、見分け方が分かり、自分でも簡単に体癖診断ができるかも?ご自身や身近な人の体癖をチェックしてみましょう!
体癖とは野口晴哉先生の整体理論の一つで、体の特徴から、性格や体質が分かる究極の人間分析タイプ論。5種類の方向性とそれぞれにエネルギー発散タイプ(奇数体癖)と集注タイプ(偶数体癖)とがあり、合計10種類になります。生まれながらに3つ持っていて、すべて奇数、すべて偶数になることはありません。このページでは体癖別にその特徴と表れやすい感受性を紹介しています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
*体癖は3つの組み合わせなので、こういう要素もあるかなーってくらいで見てくださいね。反対要素の体癖を持っていると打ち消し合うこともあります。また長所は他の体癖の人でも意識的にやってる可能性があるので、自分では隠そうとしてるのに、無意識でついやっちゃう、良くないと思うけどつい考えちゃうという短所を見た方が体癖観察としては正確です。あーこういう人いるいる、とかいいなーって思えば自分にはないし、逆に読んで悪口が書かれてると思えば、その体癖があるかもしれません。でも他人の嫌なところとか、自分で抑えてるところも、体癖だからしょうがないかーって認めると楽になりますよ。分かれば修正もできる。 短所長所は裏表。体癖を生かして磨いていけるといいですね。
8種体癖は一言で言えば「負けず嫌い」です。ではなぜ(表=誇り高き天の邪鬼)×(裏=弱者の為に戦う熱きリーダー)タイプと書いたかというと、8種の人に「あなたは負けず嫌いタイプです」と言うと、必ず「いや、そんなことない」と嫌な顔をするからで、普通は誰だって負けず嫌いなところはありますから、「あ、そうかも」って言うんですが、8種の人だけは頑なに否定します。だから8種か確かめたかったら、そう言えば見分けがつきますね。ということで、以下は別に読む必要はありません。
って言われると読まなきゃ負けた気がして、つい読んじゃうのが8種だよ。
それでは詳しく見ていきましょう!
性格
8種あるある!
表=誇り高き天の邪鬼
- 負けず嫌い
- ひそかに対抗意識を燃やす、 誰かと比べて競争する
- 競争心をあおると燃えるけど、競争相手を憎む
- 反抗心、 「こうしなさい」 と言われると逆をしたくなる
- ムキになる、 同意しない
- 嫉妬
- 他人が褒められると負けた気がしてあら探しをしてしまう
- 逆を探す、反論を考える
- こだわり、ONLY ONE( 7種は NO.1 )
- 人と同じことをしたくない
- 人と同じ意見を持ちたくない
- 人と比べられたくない
- 個性的なものを選ぶ、ユニーク
- 斜に構える
- 流されたくない
- 群れない、迎合しない
- 素直になれない、あまのじゃく
- 「素直じゃない」と言われるとカチンとくる
- 褒められても内心嬉しいくせに不機嫌そうにしてしまう
- 認めたら負けと思ってる
- 身内に「ありがとう」「ごめんなさい」が苦手
- 思ってることと反対のことを言ってしまう
- 不器用
- 寂しがり屋のくせに「寂しい」と言えない
- 信念、プライド 、誇り高い
- 頑固
- 自分を曲げない、批判に負けない
- 自分の非を認めない、頑なに自分の意見を通そうとする
- 否定されると「なんでそんなこと言われなくちゃいけないの?」と意固地になる
- からかわれる、なめられる、軽く見られるのが許せない
- 「悔しい!」と思うことが多く、悔し泣きしてしまう
- 承認欲求
- 自分の価値を確かめたい
- 「出ていく!」「やめる!」→止めてほしい
- 特別感「あなたにしかできない」
- 重要感「あなたがいないと」 がうれしい
- 頼み方、動かし方は注意が必要
- 「普通できる仕事じゃないけど、〇〇さんなら?」→私ならできる
- 「これだけ厳しいからやらなくていい」→やってやろうじゃないか
- 「〇〇さんはこうしてたよ」→もっとうまくできる
- 「〇〇したほうがいい」→絶対やりたくない
- 生き方にこだわる
- 他人の敷いたレールを走りたくない、はみ出したい
- ありのーままのー♪生き方に惹かれる
- 困難や普通できないことに挑戦したい
- なにかを成し遂げたい
- 道を求める
- 素行が悪い、こわい
- 「いや」「でも」 とまず否定から
- 不機嫌な時は何か聞かれても「別に」と言ってしまう
- ふてくされる
- 上下型から見ると、客観的な状況を否むから理解できない
- 前後型から見ると、計算なしに飛び込むから鼻もちならない
- ディスり
- 批判
- ツッコミ
- 悪態をつく
- 揚げ足とり
- 皮肉屋
- 敵が多い
- 嫌われても構わない態度
- 余裕ぶる
- 根拠のない自信
- 大げさ、誇張、 はったり →自分を鼓舞する
- 嫌なことを言われても興味ないふりをする、無言になる
- 自分を大きく見せたい
- 威張りたい
- 暇だとやる気が出ない、めんどくさがる
- 普段温厚でやさしくても怒ると怖い
8種は温厚で仏みたい人と、仏頂面で素行が悪い人に分かれるんですよね。この違いはどこから来るのか?組み合わせ?生い立ち?体調の良し悪し?
裏=弱者の為に闘う熱きリーダー
- 弱者の味方
- 強者に対抗し、弱者に味方する
- マジョリティを批判し、マイノリティを擁護する
- 弱い人にやさしい、励ます、力づける、元気づける
- 困った人を助けたい、放っておけない、力になりたい
- 厳しいけど、本当は心が温かい、やさしい
- 負け戦、失敗に強い
- 負けるの、失敗、損を承知で挑む
- 逆境に強い、困難の中でこそ力を発揮する
- 引きが強い
- 無駄な争いは極力避ける
- 孫子 「兵法」負けない戦
- 打たれ強い、失敗や苦労を糧にする
- 人を強くする
- 対立心がうつって一緒にいる人が強くなる、元気になる
- 弱い人でも一人ひとりを大切にして立てる、勇気づける
- 「見てくれている人」は必ずいるから、腐るな (野村克也)
- モチベーションを上げる名言
- リーダーシップ
- 人を生かす
- 強く育てる
- 行動力、実行力がある
- 正義感が強い
- 懐が深い
- スケールが大きい
- 約束を守る、裏切らない
- 信用、信頼 、正直
- 信念がある
- 人望を集める
- 仁義
- 根性がある
- 努力家、 忍耐力
- 地に足がついている
- あきらめない、不屈
- やり遂げる
- 困難や疲労に鈍感
- うまく手を抜けない
- 燃え尽き症候群
- 熱い
- 大志、夢、使命を持ち続ける
- 感激する、させる
- 情熱、恩を忘れない
- 革命、改革
- 神輿を担ぐ(改革や革命は8種が6種を担ぐことが多い)
- 反対勢力に屈さずやり遂げる
体の特徴
- むくみやすい
- 汗っかきか、全然かかない
- 乾燥に強い。水を飲まなくても平気(全然汗をかかない人の場合)
- 口角が下がりやすい
- 感情を押し殺した表情(素直に笑えない)
- 目つきが厳しい
- 腕組み、足組み
- 骨太、胴が太い、ずっしり
- 下半身にボリューム
- 声が大きい、太く深く響く声、安心する声質 (腹から出す)
- リズム感がある
職業
- 声を生かす、ユニーク
- 歌手
- ロック、パンク、レゲエ
- ラッパー、ドラマー
- 芸人、芸能人
- ねじりに強い、負けず嫌い
- ねじるスポーツ(野球、ゴルフなど)
- ねじる、引く格闘技(柔道、プロレス、すもうなど)
- 弱者を守る、負けない
- 警察官
- 消防士
- 軍人、自衛隊員
- 弱者を守る、元気づける
- 介護、福祉関係
- 医療関係、医師、看護師
- リーダーシップ
- 教育関係、監督、顧問
- 政治家
- 一般企業
- 不屈
- 改革
負けず嫌い
8種体癖は、あるある!に書いたような天邪鬼な性格なので、ちょっととっつきにくかったり、敵を作りやすかったりします。自分の中にねじれがあっても、周囲との軋轢を避けるため、また残り二つの体癖との葛藤があって、自分の中の魔物を抑えてるような感覚の人もいると思います。
また8種は強いものや体制に反抗しようとする性質があるので、親子関係や上司との関係でも素直に相手の言うことが聞けずにトラブルになることが少なくないかも。
それでも自分の信念を貫き通すので、とにかく強い。抑えられれば抑えられるほど強くなります。
負けず嫌いのメカニズム(7種と8種の違い)
そもそもこの負けず嫌いは7種同様、腰のねじれから来ています。パンチをしたりボールを投げたりする時に腰をひねらないと力が出ないことで分かるように、大きな力を出す時には腰をねじる必要があります。7種体癖は腰椎3番が動きやすいので、すぐにねじりの動作が起きやすい。腰をねじるとだれでも闘争心が湧きます(けんか腰)。そのため腰がねじれやすいねじれ型の人はカッとなりやすいのですが、7種はカッとなると腰をねじって、すぐに発散するタイプ。つまりパンチなら腰をねじってからすぐ繰り出す力が強いので、相手に「勝とう」という行動になります。それに対し、8種はイラっとすると腰をねじるのは同じですが、そのねじる引く力そのものが強くて、ねじったまま発散しにくい体癖です。ねじったまま耐える、エネルギーをため込んだまま我慢するから負けない。カッとなるとすぐに喧嘩になるのは7種、その場で耐えて、そのエネルギーを負けない努力に使うか、積もると後で爆発するのが8種。普段は温厚で優しいし、たいがいのことは我慢しますが、あまりに相手の横暴が過ぎるとブチ切れることがあります。特に誇りを傷つけられると烈火のごとく怒ることがあります。
ねじれ型は7種、8種ともに格闘技が得意ですが、7種はどちらかというと、ボクシングや空手など打ち込む系に強く、8種は柔道や相撲など引きの強さが求められる格闘技に強い傾向があるのではないかと思います。技によっても7種は打突系に強いし、8種は引き込み系に強い?
野球やゴルフ選手にも8種は多いですが、どちらも下半身を安定させて、ねじる動作でエネルギーをためて、その力をボールに伝える感じ。ためが得意な8種は有利だと思います。
また心理的にも、負けてる時や不利な時に力が発揮しやすいのは有利です。7種は勝ってる時は強いけど、負けてる時は弱くなりますが、逆に8種は窮地に立たされると「負けない!」と力が出ます。そして負けても「次は負けない」と頑張るので強くなります。
スポーツが得意な5種が上半身に筋肉がつきやすく、前傾の不安定な姿勢で機動力を発揮するのに対し、8種は下半身、特にお尻に筋肉がつきやすく、どっしりして安定感があり、こらえる力が強いです。そしてねじれ型は腰がねじれてる分、歩くときはお尻をふって歩きます。
根性があるといえばあるのですが、異常感に鈍く、病気でも怪我でも、境遇でも、相当大変な状態になるまで音を上げません。(前後型がすぐ不安になって「やばいやばい」と言うのと対照的。これも体の安定性からきているのだと思います。)
負けないことが強さの秘訣
モンゴルは8種の国で、モンゴル相撲から日本の相撲取りになった人は多いですよね。モンゴルはまだ異民族との混血が進んでないし、文化的にも混ざりが少ないので、かなり8種らしさが残っています。「モンゴル人」で画像検索すれば8種っぽい人がいっぱい出てきてどんな感じか分かるし、「モンゴル人 特徴」と調べればだいたい8種の特徴が出てきます。ちなみに中東も古来8種がありそうです、土地柄色んな特色が混ざるので、モンゴルほど強くは感じませんが。どちらも乾燥した地域なので、8種の全く汗をかかないという体の特徴が気候に合っているのかもしれません。モンゴルに行ったとき、モンゴルの人はびっくりするほど水を飲まなくても平気なことに驚きました。どの民族もその地域で生きていくのに都合のいい体癖を自民族の理想として文化が作られるのだと思います。だから島国で外交の必要のなかった日本人が偶数体癖(内向的)中心の文化になったのかな。
ところでモンゴル帝国が強かったのは、攻撃と退却を繰り返すパルティアンショットの戦術も一因と言われていますが、8種の強みは引くことです。ちゃんと逃げることができるので負けない (「逃げる」のが得意なのは前後型。8種は逃げるというより、いったん「引く」というイメージ) 。7種は突撃に特化してますが、引くのが苦手です。一度ワーッと突撃してしまうと、興奮して引くに引けなくなる。モンゴル帝国があれだけ広範囲の帝国を築けたのも、ほとんど戦わずして勝ったからと言われています。(抵抗勢力は虐殺して、モンゴルは野蛮だと広く知らしめ、戦う前に降伏させる。従えば危害を加えない。戦って勝ちたい、力づくで打ち勝とうとする7種には、頭で分かっていても実践は難しいかも)孫子も8種だと思いますが、「兵法」でも負けないことが大事って言ってますよね。(読んだことないけどたぶん)
逆にヨーロッパのように狭い地域に隣国がひしめき合って戦争ばかりしていたところでは、攻めに強い7種が有利だったのかもしれません。イギリスが上下型、フランスが左右型、イタリアが前後型といっても、だいたい7種も混じってる人が多いし(ドイツは8種の感じがしますが)、戦争といえば重騎兵が押せ押せで攻めることだったらしいので、モンゴルの引く「負けない」戦法には困ったと思います。ヨーロッパは当時は後進国ですので、そもそもの文明による力の差もあると思いますが。ちなみに弓も引く動作なので8種は得意そうです。
中東・アラブの人も普段は温厚で争いを好みませんが、いったん誇りを汚されたと思うと、猛烈に怒るという印象があります。モンゴルにはホーミーがあるし、イスラムにはアザーンがあるし(どちらも歌みたいなもの)、声のいい8種らしいです。広範囲を征服したイスラム帝国も8種的戦略だと思います。8種はねじったままどうやったら負けないかじーっと熟考するからか戦略が上手い人が多いのかも。
日本では九州は7種、東北は8種が多いので、昔から勝ち戦には九州兵、負け戦には東北兵を使うのが定石だったと野口晴哉先生が仰ってましたが、確かに九州男児はいかにも強そうな武将系って感じだし、東北は、基本温厚でやさしそうだけど、本気で怒ったら恐いんじゃないかな。
日常生活における困った負けず嫌い
争いや戦いの場では大いに活躍するねじれ型ですが、平穏な日常生活ではなかなか困った体癖でもあります。
困るのは子供の頃からで、8種のお子さんを持つ親御さんはかなり苦労してるのをよく見ます。道でお母さんが「早く来なさい!」と言ってるのにその場でふくれて頑として動かなくなってるのは8種の子供が多いし、暴れてる子供はだいたい7種です。そこまで意固地になっちゃってたら腰に愉気したり、お風呂に入れてねじれを治してあげるのが一番楽かも。教育が「悪い」というより合わないだけなので、体癖を知ってればお互いあんなに苦労しなくてもいいのに、と思う。
兄弟や友達と比べるのもご法度です。8種というのは、だれか特定の相手と比べられると必ず対抗意識を燃やして相手を憎むようになります。だから身内とか近しい人を比べるのは絶対だめと言われてて。確実に仲が悪くなります。
8種は難しい、と言われますが確かに注意が必要な体癖ではあります。でもからくりが分かると意外と理解しやすくて、おもしろいですよ。深い話ができるし、どっちも裏とか奥を見ようとするので8種と9種は気が合います。
8種はテコでも自分の意見を変えないって思われがちですが、例えば8種の女の子が不倫してるとしたら、普通は「やめなよ。それゼッタイだまされてるよ!もっと自分のこと大事にしなよー」とか言いますよね。でもそれだと8種は余計に「いや、そんなこと分かってるし。でも」と意固地になるんです。だれも全然分かってくれない。人から言われたことは絶対やりたくない。自分は人とは違う険しい道を行くんだ!って無意識に決意を固める手助けになる。だからそういう場合は全力で応援します!「えぇーめっちゃいい人そうじゃん!最近不倫なんて当たり前だし、誰でもやってるんだから、気にすることないよ~きっとその人も今の状態がすごく心地いいだろうし、〇〇がおばあさんになるまで関係続けられると思うよ!もし別れて婚期逃しても今が幸せならいいよね!うん、そのまま進むべきだと思う。頑張って!応援してる!!」とここまでうざい絡みはしませんが、まぁ絶対に止めない決意は必要です。「やめろ」とは口が裂けても言わない。非難の表情もしない。本人は止められると思って気張ってるから肩透かしを食らう。意固地になってる時は腰をねじったまま固まってるってことだから、みんなから批判される方向には身構えているので俄然強いけど、フッと別の方向からのジャブ(言葉)を入れると、すんなり入る。 だからねじれの人には、だれでも言いそうなことを言ってもだめで、逆のことを言えば、自分でその反論を考えるから正論になります。
これはなかなか難しいですよ。相手のことを思うとつい正論を言ってしまうんです。でもよく考えると、結局他人にアドバイスをする時は自分が言いたいことを言ってるだけで、相手は言ったことをやるのが当然だという偏見に基づいています。だから体癖を学ぶ必要があると思う。私も分かっててもついやってしまって、やっちまったと反省することはありますが、自分に余裕があって相手を変えてあげようという気持ちがなければできます。 「好きにすればいい」ってスタンス。ねじれ型じゃなくても、自分がやってることを頭ごなしに否定されると誰でも負けまいとして腰をねじって一時的に8種的な感受性になる時がありますが、そういう場合でも同様です。 もし相手がその言葉で変わったとしても「自分で決めたこと」と思わないと後で反動がきます。
8種の女の子が「彼が全然プロポーズしてくれない。こっちからした方がいいかなぁ」と悩んでて、もしさっさと結婚すればいいと思えば「いや、やっぱりこういうのは男性からの待った方がいいよ!プロポーズしてくれるまでとにかくいつまでも待ったほうがいい。普通はそうするもんだよ。絶対女の方からはだめ!昔からその方が上手くいくって決まってるんだから。」とでも言っておけばムラムラと反抗心が起こって「やっぱり自分からしよう」って気になると思う。
そうすると今後もずっと女性がリードする側になるのは覚悟で。まぁねじれの人はその方が上手くいくんじゃ?
ねじれ型だからって、いつもあまのじゃくなわけじゃないから気をつけてね
素直な時は普通に言えば通るし、見極めて使いましょう。よく観察すると臨戦態勢に入るときは腰をねじって体が斜めになります。日本人は嗜みがあって、怒ってても分かりにくい人が多いですが、体を観察すると分かります。体は正直。
あと、道を歩いてる時に、知らないおばさんに追い抜かれたらイラっとして、ひそかにその人を追い抜き返すって人もいました。そんな見ず知らずのおばさんをライバル視することないのに。。その感覚分かる!って人は立派なねじれ型かと。
車で追い抜かれて云々って事件や事故がありますけど、あれ見てねじれ型がない人は理解できないと思うんです。なんでそんな下らないことでって。でもねじれ型にとっては重要みたいですよ。
こないだ見かけたのは、一車線しかない道で車が鉢合わせた時に、どっちかが下がらないといけないとこで、にらみ合って両者一歩もひかない人たち。どっちも腕を組んでるねじれ型。前後型なら「めんどくさい奴とけんかするだけ時間と労力の無駄。ほんとは向こうが下がるべきだけど、自分が下がる労力の方が喧嘩する労力よりは小さい」って判断ればすぐ自分が下がります。左右型で対応するとしたら、「私バック苦手なんですぅ」って顔してお願いポーズでもすれば、だいたい向こうが下がってくれると思う。ねじれときたら。7種だったら「ワシは死んでも下がらん。こっちに正義があるのになんで下がる必要がある?」て感じですかね。「どんな時でもナメられたら終わり。喰われる側になる」と。いつでも狩りの発想ですね。有事の際には頼もしいですが。。でも自分が軽自動車で相手がベンツのヤクザだったら下がるかもしれません。7種は自分より明らかに強いものには戦いを挑みません。逆に8種だとしたら、相手がフェラーリでも横柄な態度だったら文句を言いに行くかもしれません。一つの問題を対処するにも体癖で(体癖だけでもないと思うけど)これだけ違うんですね~。
車種で勝ち負けを決めるなんてバカバカしいって思いますか?
お猿の闘志と言えばそうだけど、マウンティングで無用な争いを避けることができると考えれば意外と合理的かも?正しいことが通るのが理想だけど、実際には力が強い方が正しいことになる場合も多いですよね。勝てば官軍。ねじれ型は強そうな車を好みます。ベンツやBMW、またはSUVとか大きくてガチっとしたのが好きなイメージ。5種ならアウディのオープンカー、6種なら昔のフォルクスワーゲンのイメージ。
分かるかな?
つい対抗意識を燃やしてしまうねじれ型ですが、例えば3種とねじれ型が混ざると、ちょっとおしゃれな人がいると無意識に「私の方がきれい」って競ったりします。身近な人を値踏みするとちょっとはしたない感じが出てしまうし、せいぜいどんぐりのせいくらべなので、女優とか憧れの人を見つけて、その人をライバルにするともっと磨けると思います。また、ご主人の勤め先を競ってマウンティングするとか、子どもの学校を比べるとか、そこまで負けん気が強いなら自分で起業でもしたらきっと成功するのにって思う人も。。確かにマウンティングってゴリラっぽいけど、行動の原動力にもなるので生産性のある方向に向けたいですね。
マウンティングに困ってる人がいるみたいですが、あーねじれ型なんだと思って見てると滑稽で面白いですよ
他の体癖でも自分に自信がない時はやっちゃうかも
意外とマウンティングされてイラッとするのは自分にもねじれ型があるけど、封印してる人だったりします。小人は相手にしないのが基本。
相手にした時点で自分も同レベルということですね
それから8種はなんでも大げさに言うんですが、例えば「こんな大きい魚釣った!」と言うので、「いやいや、そんな大きい魚いないって!せいぜいこのくらいでしょ!」と言い合う内に8種の人はほんとにそのくらい魚が大きかったように錯覚してしまうという特徴があります。このやりとりは結構面白くて、8種と張り合ってる内に自分まで気が大きくなってくる。芸人さんは8種が多いので、野次を飛ばしたり、話を盛ったり、悪態つきますが面白いですよね。ああいうノリです。
8種はあまのじゃくなだけって分かれば、素行が悪くても心は温かい人が多いですよ。
とはいえ、ねじれ型の困った話はあるある!で書いたとおり、いくらでもあるんですが、8種は「偉人」にもとても多いんです。
8種が偉人になる方法
8種は歴史上に名を残すいわゆる「偉人」にとても多いです。
ブッダやキング牧師、マザー・テレサをはじめ、野村克也やイチローに至るまで、名言を残してるような偉人には8種が入ってる人が多いです。
確かに不屈の精神と忍耐、努力で自分の道を突き進むので理解はできます。でも名言とかを見て気付いたのは、8種は自分を弱者と認めてはじめて高みを目指せるのではないかということです。野村克也さん(8種+9種+3種)が、「弱者の流儀」という本で「弱きを知り、弱者として歩むことが、成功への最短距離である」と書いていますが、8種は弱者のために闘おうとするので、自分を弱者と認めればその弱い自分のために奮い立つのではないかと思います。また、8種は誰か特定の人と比べて競争すると力が発揮されるので、身近な小人と競争するのではなく、できるだけ高い目標や使命、だれか尊敬する人、できれば自分に似た体癖の偉人をライバルにして、その人と張り合うつもりでいると頑張れるようです。
野口晴哉先生は8種の男性は人一倍働くけど、8種の女性は声が大きくなるか、お化粧が濃くなる(大げさになる)くらいで、「めんどくさいわ」と言って動かないって仰ってるんですが、8種の女性もめちゃくちゃ働く人が多いんですよね。5種のところでバリキャリは5種に多いって書きましたが、8種女性にも多いです。女性男性っていうより、暇だとめんどくさがって動かなるけど、なにか使命や目標、張り合う相手がいたり、大変な状況ではやたら働くんじゃないかって気がします。
職業
8種は弱い人のために闘う時、力を発揮できます。
この特徴をよく活かせるのは、警察や自衛隊員、消防士などでしょうか。弱った人、困った人、助けを求めている人を放っておけない、その人達の為に危険を承知で飛び込むというのは、誰にでもできるものではありません。
医者や看護師などの医療関係者、介護・福祉関係者、鍼灸師、整体師などもやはり弱い人の力になりたいという気持ちがある人は信頼できます。8種のお医者さんは安定感があって、励まされる感じがするし「なんかこの人に任せれば大丈夫な気がする」って思わせる安心感があります。看護師さんにも多いですが、8種の人は励ますのが上手いし、周りの人も元気になります。特に、8種に悪態をついて言い合いをすると元気になります。野口晴哉先生にも8種があります。マザー・テレサやナイチンゲールにも?
声がいいので歌手にも多いですが、「素直になれない」「ありのままでいたい」「自分の道を」っていう8種的苦悩、それから応援歌とか元気になれるような歌が多いです。重い、熱い歌を歌う人が多い。中島みゆきなど
芸人や芸能人にも。松本人志、フジモン、マツコなど多数。
政治家にも多かったですが、最近はちょっと少ないですかね。リーダーシップはあるのですが敵も作りやすい。何か断行しなければならないような時に強いです。ビスマルク、チャーチル、橋下徹など多数。
深くものを考えるので哲学者や思想家にも。ニーチェ、マルクス、ルター、佐藤優など。
教育関係者。マリア・モンテッソーリなど。
難しいと思われる分野への挑戦。先駆者。女性初の〇〇と呼ばれるのは8種の人が多い。女性で成功してる人にも多い。「女性なんだから」と言われるとすごく悔しい。そして燃える。ココ・シャネルなど。女性の地位向上に尽力している8種の女性も多いです。
一般的な仕事でも、険しい道で頑張れる人が多いです。経営者や実業家、企業・組織でも着実な努力と実力でのし上がろうとするし、どっしり腰を据えたビジネスができそう。組織改革を断行するなど、嫌われ役でも着実に実行する。岩崎弥太郎、松下幸之助など。
野球選手。野村克也、イチロー、松坂大輔、田中将大など。
ゴルフ選手。松山英樹など
相撲取り。朝青龍、白鳳など
6種と8種が混ざると革命家になることもあります。負けると分かってても立ち向かう。ジャンヌ・ダルク、チェ・ゲバラなど。ちなみに6種が覚醒すると「降りる」って感じだと書きましたが、8種が覚醒すると「悟る」って感じになります。まさに仏。ブッダ自身も生き方にこだわったり、道を求めたり、怒りを鎮めるのに腐心したり8種っぽい感じがします。マザー・テレサは神秘体験から始まって、実は心は不安に満ちてたそうなので6種的、行動は弱った人のためにっていう8種が強そうですね。+9種かな。
最近はコミュ力重視で前後的な能力が重視されますが、8種の人の強みはそこじゃない。実力がつけば人格が形成されて人望も集まるタイプ。
体の特徴
運動の中心点は腰椎3番。腰をねじる動きと関係がある骨で、ねじれやすいのが7種、ねじったまま戻りにくいのが8種で7種は「勝つ!」8種は「負けない!」という感受性になります。
腰椎3番は泌尿器と関係があり、8種はむくみやすいです。
汗っかきか汗を全くかかない。
かいた汗を冷やすと泌尿器に負担がかかり、8種がない人でも8種的になって、むくんだり強情になることがあります。
異常感や違和感に鈍く、疲れがたまっていてもピンピンしていて、突然ガタッとくることがあります。
重心も右がつま先なら左はかかと、という風にねじれる。
見た目
どっしりとして、 骨太でぼわっと大きいイメージ。下半身にボリューム。
意志の強さを感じる眼差し。
気の方向
ねじれ型は斜め右後ろから、斜め左前への気の流れですが、斜め右後ろから中心に入る気が流れやすいのが8種(内向=集注要求) 、中心から斜め左前に出る気が流れやすいのが7種 (外向=発散要求) です。
まとめ
いかがでしたか?
8種は9種と並んでなかなか生き辛いらしく、体癖好きに多い印象です。うまく生かすと大きな力が発揮できます。
- 負けず嫌い
- あまのじゃく
- 誇り高い
- 深い、熱い
- 生き方にこだわる
- 弱者のために闘う
- 革命、改革を断行
- 声がいい
8種の表をあまのじゃく、裏を弱者を守るって書いたけど、8種に関しては表と裏、意識と無意識の関係がよく分からなかったんですよね。また考えてみます。
一番上の写真の男性、フリー素材で8種っぽい人探して見つけたんですけど、偶然名前が「あまのじゃく」さんでした!ご自身で自覚あるんですね~彼は一見ねじれとわかりにくい仏タイプですね。まっちゃんとかならすぐ分かるんですが。
見ず知らずの人の性格の見当つくのって面白くないですか!?
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