あなたには目標がありますか?
脳科学において、目標設定が重要なことは知られており、ビジネスではよく利用されています。
仕事で目標設定することは多いと思いますが、人生の目標について考えたことはありますか?
目標がなければ、行き先の分からないマラソンをするようなもので、しんどいだけ、がむしゃらに走ってみたはいいけれど、へとへとに疲れて立ち止まったら、全然自分の行きたかったところにいなかった、、なんて悲劇ですよね。
多くの人が死を前にして後悔するのは、以下の5つだそうです。
「もっと幸せな生き方がしたかった」
「友人たちともっと多くの時間を過ごせばよかった」
「自分の気持ちを素直に表現すればよかった」
「あんなに働かなければよかった」
「他人に期待される人生を生きるのではなく、自分が望むような生き方を貫けばよかった」
・・・
私には目標があって、それに向けて着実に進んでいる、そしてその努力が楽しい。毎日充実していて、生きている実感がある!という人はこれ以上読む必要はありません。
特別な目標はないけど毎日幸せ、という人も素敵ですね。
でも、なにか違和感がある、どうにかしたいのだけど、どうにもならない、自分の人生を生きている感じがしない、このままでいいのだろうか、、という方はあなた自身のやりたいことや「目標」を見失っているのかもしれません。
現代はマーケティングや教育によって、外から目標が与えられて、それがなんとなく「良い」と思わされている面があります。
「お金持ちになりたい」「モテたい」「いい学校・いい会社に入りたい」「出世したい」など、、
あなたが目指していた目標は、心からあなたが望んだものでしたか?
目標がある人は、健康で幸せな人生を送ることができるという研究結果もあるそうですが、
実は整体でも、夢や希望のない人は治りが悪いのです。
「〇〇できないのは、病気のせいだ」
と病気をいいわけに使っているとか、辛い状況から逃げ出す免罪符にしている場合はなかなか治りません。
整体では一時的な不調や症状自体を病気とは考えず、健康を保とうとする調整機能と観ますが、いつまでもそういった不調にしがみつこうとする人を病人と呼んでいます。
こればかりは本人が覚悟を決めなければ変わりませんが、一度きりの人生ですから、なにかにしがみついてウジウジしているより、希望を持って楽々悠々と生きたいですよね。
このページでは、心から望む目標の見つけ方と目標を立てるといいタイミングをお伝えしています。
自分が何がやりたいのか分からなくて悩んでいる方や、やりたいことはあるけど最初の一歩が踏み出せない方、「引き寄せの法則」をやってみたけどイマイチ上手く行かなかった方は、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
目標達成のコツ
引き寄せの法則
「引き寄せの法則」を知っていますか?
聞いたことはあると思いますが、本気でやってみたことはありますか?
私は胡散臭いイメージがあってちょっと。。と思ってたんですが、
騙されたと思ってやってみたらすごい効果でした!
ただ注意点もあるのでその辺もお話していきますね。

「引き寄せ」やスピリチュアルに頼りすぎると上手く行かないので気をつけて!

「祈る」のは大事ですが、地に足をつけて行動しよう
引き寄せの法則は簡単に言うと、
「自分に起こる全てのことは、自分が思ったことが引き起こされている」
つまり思考が現実化するということですが、
自分が科学的な人間だと思ってる方にとっては、馬鹿らしい「精神論」だと思うかもしれません。
しかし「全て」とは言えなくとも、少なくとも効果は脳科学で説明がつくそうです。
脳には網様体賦活系(Reticular Activating System = RAS)と呼ばれる機能があり「自分にとって必要な情報だけを脳にインプットするフィルター」 のような役目をしているので、
脳に目標をセットすると、必要な情報を無意識に集め始めるというわけです。
例えば「ゴールデンレトリバーが飼いたい」と思ったら、散歩してるとやたらゴールデンレトリバーばかり目につくようになって「こんなにいたかな?」と思うような経験はありませんか?
そして興味がなくなれば、あまり見かけなくなります。
これは実際に犬の数が増減したわけではないけど、自分の世界の中では実際に犬が増えたことになります。
大げさに言えば「自分の思考によって世界が変わる」ということですよね。
ちょっと飛躍しますが、スピリチュアルでは周波数の同調で説明されていて、
例えばネガティブなことを考えていると、その周波数に同調してネガティブな人や出来事が引き寄せられるし、楽しいことをイメージしているとポジティブな周波数が出ているので、そういう未来が引き寄せられる、ということだそうです。
これは結構感じていて、例えばブログで5種のことを書いている時は、5種のクライアントさんばかりが来る、みたいなことがしょっちゅうあります。
発信した後にそれを見て、なら分かるのですが、書いている時なのが不思議です。

なんか脳波?が出ててそれに引き寄せられてくるとしか思えない時ってありますよねー
この働きを脳のプログラミング機能として、カウンセリングやコーチングに応用したのがNLP(「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学)だと思いますが、
昔から神様のご加護として、また予言や呪術として使ってきたのが宗教です。
例えばお祈りや儀式を「意味がない」と信じる人が増えたのはせいぜい100年くらいの話で、意味のないことを何千年あるいは何万年?もやらないでしょう。
個人的には色んな意味での神様は現代でも健在だと感じますが、
今は神様という言葉を使うよりも、脳科学と言ったほうが信じられる人が多いのかもしれません。
偽薬(プラシーボ)効果も同様の心の作用です。
人間自体の構造は変わっていないので、心理学が成熟すれば中身は宗教と似たようなものになってくるかもしませんね。
それはさておき、
RASの働きは目標達成に欠かせません。
上手く使いこなせるようになりましょう!
引き寄せの法則のコツ
引き寄せの法則にはコツがあります。
- 目標を明確にする
- 紙に書く
- ビジョンを描く
- 期限を決める
- 否定形を使わない
- 今あるものに感謝する
- 叶ったかのように生きる
- 嫌なことはしない
- ワクワクすることをする
- 結果は委ねる
このあたりが一般に言われていることで、その通りだと思いますが、
私自身やってみて、気付いたことや注意点をお話します。
心配することが起こる
願い事をする時に気を付けたいのは
脳は「否定形は理解できない」ようで、
例えば
「〇〇しませんように」
と祈ると、起こってほしくない〇〇をイメージしてしまい、現実化するみたいです。
なので言い方が大事で「〇〇です」「〇〇します」「〇〇になる」など肯定形に言い換えましょう。
同様に、
「〇〇だったらどうしよう。。」
「なんで〇〇なんだろう!」
というのも〇〇を引き寄せてしまいます。

言っちゃってた~
意識的にオーダーしていなくても、脳は区別できません。
むしろ無意識に思ったことの方が直接無意識に入って叶いやすくなるようです。
だからこそ普段何気なくやっている思考や言葉の使い方に意識を向けることが重要なんですね。
ご自身の思考や言動を点検してみて下さい。
いつも愚痴や悪口を言ってる人の現状が変わらない理由でもありそうです。
今の自分自身の状況、家計の状態、仕事、健康状態、人間関係のよしあしをもたらしたのが誰なのかを知りたいと思ったら、鏡の前に立つしかない。
今、自分がどういう人生を生きているかは、それがいい人生であろうとなかろうと、すべてあなたの責任である。
『ブレイン・プログラミング』

厳しい!でもなにかのせいにしてると変われないってのは事実。
胸に手を当てて聴いてみると、時間差はありますが、確かにだいたい昔思ってたことが実現してるような気がします。
セルフトークの言い換え
思考や言葉が大切ということでしたが、
頭の中の言葉(セルフトーク)を変えると、
人間関係、特に家族や親しい友人など繋がってる同士ならすぐに変化が感じられます。
例えば、
「全然分かってくれない!」と思っている相手は、どんどん全然分かってくれなくなるのは引き寄せの法則的には必然です。
そこで「分かってくれてありがとう」と頭の中で言い換えたり、
できれば実際に相手に言ってみます。
そうすると分かってくれてる情報を検索するので、そういうことを思い出して気分が変わり、相手も同調してきます。
その波長でいることが多くなると、現実にそういった行動も多くなります。

他人だから、分からなくて当たり前なんですけどね。自分がそう思ってる時は相手も同様に思っているものです。諦めるか、距離を取るか、折り合いをつけるか、信じるか、分かろうとするか、いづれにしても自分で選ぶと決めれば、被害者意識はなくなります。
ポジティブになれない時は?
あなたがいつも心の中で考えてしまう変えたい現実や心配、ネガティブな言葉を言い換えてみましょう。
もし言葉にしてみて違和感があるなら、本心(潜在意識)ではそう思えていないことになります。
自分に嘘をついてるような気分になる時は、言葉だけで腑に落ちていません。
例えば、
「どうして私はこんなに何もできないんだろう。。」
と思ってしまう時は
「大丈夫。できることもあるよ」とか「私ならできる」
と言い換えてみます。
最初は違和感がありますが、気付いた時に何度も心の中でつぶやいていると、そんな気がしてくる、、そんな場合は良いのですが、
全然そんな気になってこないとか無理してると感じる時は、潜在意識になにかつかえがあるので、
「大丈夫。でもこの違和感はどこからくるのかな?」と聴いていきましょう。
心に違和感がある時は必ず体にも違和感があります。
例えばみぞおちや胸に不安感や重さを感じれば、
そこに手を当てて聴いていきます。
「不安?」「怖い?」と一息吐くごとに聞いていくと、これ!というものは息が大きくなります。
例えば「不安」で息ができれば「あー不安なのか」と分かるので、
「何が不安?」
「失敗すること?」「怒られること?」「否定されること?」
のように心当たりをひと息ずつ聞いていくと、
「あー否定されるのが不安なのか」と分かります。
何度か深い呼吸をしていると、
体の緊張が抜けています。
大きく吸えたところで、下っ腹に「ウーム」と飲み込んで「大丈夫」と言っておきます。
潜在意識にあった漠然としたものが、意識に上がれば大丈夫。

体の部位によって溜まる感情に違いがありそう。頭のてっぺんだと「頭に来てるのに我慢したこと」、肩の重さは「荷が重いこと」、みぞおちは怖さや劣等感、みぞおちの左は怒り、おへそ周りは悲しみとか、私もまだ調べ中ですが、、試してみて下さい!
普通に引き寄せの法則をやって上手く行かないのは、体をあまり考えていないというのも大きな理由の一つだと思います。
引き寄せの法則が上手くいくのは、意志(顕在意識)と潜在意識が一致した時ですから、
体のつかえを緩めていくとともに、自分と対話しながら思考のパターンも修正していきます。
活元運動もそうですが、瞑想や催眠、イメージトレーニングは顕在意識と潜在意識のパイプを太くします。
子供の頃は「楽しい空想」を当たり前にやってたと思いますが、意識が強くなるほど、錆びついて使わなくなってる人も多いと思うので、練習して繋いでいきましょう。
だんだん意識しなくても楽しいイメージが持てるようになりますよ。
潜在意識教育と引き寄せの法則
整体にも昔から『潜在意識教育』というのがありますが、引き寄せの法則と同じ心理機能を言っているのだと思います。

時代先取り!
例えば『叱り方褒め方』で、
「馬鹿なんだから勉強しなさい!」と子供を叱ると「どうせ馬鹿なんだから勉強してもしょうがない」と思い込んで、ほんとに馬鹿になってしまう、なんて話はまさに!
我々は相手を良くしようと思って、思わぬ方向に観念を植え付けて縛っていることがあります。

レッテル貼りは一種の催眠・暗示ですね。気をつけよう
「きれいに掃除ができたね」より「きれい好きだね」と褒めるといつでもどこでも自発的にきれいにするって話も。
人は認めた方向に伸びると言われます。
悪い中にも、良い面を認めていきたいですね。
整体の基本である愉気(手当て)は天心で行います。
天心というのは宇宙(自然)と繋がる感覚で、天の心と調和すれば人間も自然と健康になります。
「良くなれ~」と押し付けるのも邪気と言われています。
「子供が子供なのは天心の故だ。之を歪めまい。傷つけまい。大人のはからいは、ともすれば天心を曇らせる。
いつ迄も天心を保ち、天心に生くるよう導きたい。どんな教育のテクニックも、もし天心を歪めるようなら、それは本当ではない。天心にすくすく生きられるよう育てねばならぬ」
『叱言以前』野口晴哉
心から望む目標の見つけ方
私もそうでしたが、「目標がない」「なにがしたいのか分からない」という方が多いようです。
目標を立てる時に気を付けたいことをお話していきます。
本当に自分が望んでいることは?
自分の目標をはっきりさせる必要があるということですが、
そもそも目標が出てこない場合は?
また目標を立てたけれど、やる気にならない場合は?
自分の心から望む目標を見つけるには、要求がノーマルに出てくることが大切です。
どういうことかと言うと、
例えば整体では、
「美味しく感じるものを美味しいと感じるだけ食べればいい」
と言われますが、これは心身が整っている状態なら必要な分は美味しく感じるからです。
ただもし心に満たされないものがある場合、その代わりに食欲で満たそうとすることがあります。
俗に言う「ストレスで食べちゃう」というやつですが、
これは体の本来の要求とは別ですから、ノーマルとは言えません。
同様に例えば「お金持ちになりたい」「モテたい」という欲求は、
実は「愛されたい」「大事にされたい」「認められたい」という欲求からくるものかもしれません。
その場合、お金持ちになっても愛されている実感がなければ、満たされることはありません。
もっともっと、と求めたり、失うのが怖くなって執着したり、自分自身ではなくお金が目当てなのでは?と不安になったり。。
これは自分の本当の欲求に蓋をして、表面的な目標を追い求めた結果、起こる現象です。
不幸な状況から逃げ出したくて、「〇〇があれば幸せになれる」と〇〇を求めた時によく起こるようなので、本当の課題はなんなのかをよく見極める必要があります。
心から望む目標は自分の課題や不満、不足感からくるものだったりするので直視するのが怖いという場合もありますが、少しずつ自分と向き合うことによって、明らかになってきます。
では具体的にどうすれば自分の要求が素直に出てくるのでしょうか?
自然に戻る
自分が何をしたいのか、どう思っているのか、本当に好きなものが分からない。
「自分のやりたいことが分からない」
と感じていませんか?
そんな時は自分の内の要求より、常識や周りの価値観に合わせて生きているのかもしれないし、過去のトラウマから感情に蓋をしているのかもしれません。
見られたり褒められたりすることを意識しての行動が癖になっていて、自分の軸がなくなっているので、目標を決めようとしても、どこかに書いてあった目標とか、だれかに言われたことを目標にしがちです。
「〇〇に合格する」「〇〇万円稼ぐ」「彼女を作る」「結婚する」「◯kg痩せる」・・・
こういった目標も行動のモチベーションになっていいのですが、望みが叶った時に、
「で、それから?」
と困ってしまう。
私も経験がありますが、目標がない状態というのは辛いものです。
叶ってからのことを考えていなかったので、心に穴が空いたようになり、なんのやる気もなく、生きてる感じがしなくなるのです。
進む方向が分からないというのは、真っ暗な海をコンパスなしで航海ような、不安感があります。
目標というのは、北極星のような役割を果たします。
でも渡り鳥が体内コンパスを持っているように、本当は人間にも進みやすい方向性があるはずです。
それが価値観だったり、体癖だったりするわけで、
明確な目標がすぐに定まらなくても、とりあえず自分の方向性=やりたいこと、できることをやっていればいつか見つかることも。
だから引き寄せでは「楽しいこと、ワクワクすることをする」のが大切なのですね。
社会情勢は風のようなものです。追い風の時は楽ですが、向かい風でも目標を見失わずにベクトルを調整しつつ少しずつ進みましょう。
諦めて操縦をやめれば、風に吹かれるままどこに流れ着くか分かりません。
風と潮流の影響は大きいので、目標設定の際もある程度は考慮する必要がありそうですが、それは根本的な目標設定というより、短期的な乗り方の話になるかもしれません。

風はすぐに変わるので、変わる前提で
脱線しました。
もしやりたいことが分からない時は、自然に戻ることが大切です。
意識上の自分は、教育や常識、マーケティング、会社の利益のためなど、外から与えられた型にはまっていたり、色々な観念がくっついていて、本当の自分が分からなくなっている人が多いです。
そういうものをできるだけ取り払って整えていくと、本来の自分自身の欲求の方向性が出てきます。
自然にやりたいことが出てこない場合は、活元運動を行ってみて下さい。
自分の内の要求に素直になります。
邪気を吐く
「引き寄せの法則」はたしかに強力です。
ただ目標に邪気が入ると、他人を不幸にしてでも目標を達成しようとするような魔が差します。
こうなると一時は良くても、どこまでも満たされず苦しむことになりかねません。
できるだけ邪気を吐いたり活元運動をして、気を澄まして目標を立てるのが大事かと思います。
「〇〇万円稼ぐ」のもいいですが、自分が大切にしている価値観を考慮して、その先の使いみちをよく考えておきましょう。
使いみちを具体的にイメージすると、入ってきやすくもなりますよ。
「結婚する」ならその後どんな生活がしたいのか、「痩せる」なら痩せてどうなりたいのか、など他の目標でも同様です。
ただ器以上のエネルギーは溢れてしまったり害になることも多いので、
幸せを願うだけなら、いわゆる成功よりは小欲知足が近道だとは思います。
小欲を捨て大欲に立つ
仏教は「苦しみからの解脱」を目標にしているので、苦しんでいる人は参考にしてみるといいかもしれません。
実は仏教では欲を持つほど苦しみも増えると言われています。
望んだことが得られない苦しみ、手に入れたものが失われる苦しみ、喜びが大きくなればその分苦しみが増え、執着が増します。
「一切皆苦」といって、人生は基本的に苦しいものだから、苦しくて当たり前、いいことがあっても浮足立つな、というのが仏教で、煩悩(欲)を否定しています。
実は一般的な現世利益的引き寄せの法則とは真逆の考え方なんですね。
特に自分だけが幸せになれれば良いという欲、自己中心的な「小欲」は苦しみを増します。
ブッダ自身は出家して、悟りを目指す修行を勧めていますが、
社会に役立つことをしたいと願う 「大欲」、誰もが幸せになる欲を持つことを肯定してる宗派もありますので、現代の資本主義社会では参考になりそうです。
*自発的ならいいですが、押し付けられてやりがい搾取的に使われることもあるので気をつけて下さい。
弘法大師空海は苦しみから逃れるにはどうしたらいいか問われ「人の役に立つこと」とお答えになったのだとか。
実際、自分のためにはなかなか全力は出せませんが、人のためとなるとつい本気になってしまうのは事実です。
私も長年自分の健康のために整体をやってきましたが、真面目にやりだしたのは「伝えよう」と思ってからで、このような社会になって特に、多くの人に整体を知って心身ともに健康になってもらえたらと思いました。
自分ばかりに気が向いている人は、他に気を向けてみて下さい。
愉気や活元相互運動をしていると、自他の境界が薄れ、自分以外のことも自分と同じように大切にする感覚が養われます。
小欲は自己の肉体に根付くものなので、死ねば終わりです。
死ぬのが怖い人も大欲に生きれば、自分が死んでも思いは残ると思えば、ちょっとは気が楽かもしれません。
魔境
これは書こうかどうか迷ったのですが、
「使命」とか「天命」、「大欲」に生きようと思った時に注意しなければいけないのが魔境です。
魔境というのは、瞑想が進むと幻覚や幻聴が起こることを指す場合が多いと思います。
「悟り」と勘違いしてしまうけれど、それは魔境だから無視しなさい、と教えられます。
全能感とか宇宙の真理を知ったような感覚とか、様々だと思いますが、
幻覚や幻聴がなくても、スピリチュアルや神秘的なことに首を突っ込むと、魔境に入りやすいことは自覚しておいた方がいいと思います。
魔境は「神秘体験にのめり込んで自分に過度な万能感を持ってしまった状態」とも言えるようなので、常に自分の感覚を疑って客観視する冷静さは持っていたいですね。
優越感を持って人を見下したり、独善的になる、コントロールしたい欲が出てきた時は注意しましょう。
宗教家やスピリチュアリストだけでなく、ヒーラー や自己啓発系の方の中には、自分も周りも魔境にいることに気付いていないケースがある気がします。
もちろん真摯にお仕事されてる方も多いですが、高揚感を誘うカリスマ性、不安を煽って依存させる、相場とかけ離れた高額請求がある場合等は、いったん距離をとってみて下さい。
そういう雰囲気に惹かれてしまう時は、心の中になにか満たされないものが隠れています。
自信がなさすぎるのもありすぎるのも考えものです。地味ですが中道を。
そしてインスピレーションや直観に頼るのではなく、思考も大切です。
色んな方向から観て矛盾がないことが真理ですから、昔からリベラルアーツとか教養、真善美が重んじられています。文武両道や、体を整えるのも大切ですね。
知っていると避けやすいと思ったので「魔境」についてお話しました。
体との対話
目標を立てても、どうしてもいつもの癖が出てうまく行かない、ということがあります。
「変わる」と覚悟を決めるのが一番大切なことですが、
心や体につかえがあると、変化に適応しづらく、引き戻されがちです。
トラウマやメンタルブロック、思考癖、認知の歪みと呼ばれるものは、精神的なものと考えられていますが、実は体に記憶されていたり、体と密接に関連しています。
体に違和感や痛みを感じた時、そこに手を当てて「どうしたの?」と体と対話してみて下さい。
体がゆるむ時、ふっとその時の感情を思い出すことがあります。
精神医学をはじめ、心理療法やカウンセリング、スピリチュアルなど、心の問題を対象としたケアでは、心だけを対象にすることがほとんどでした。
もちろん心からのアプローチは必要です。
ですが体の観察をしていると、感情や思考というのは体から起こってくるものですし、感情は確実に体に影響を及ぼしていることが分かります。
イライラしてる時に
「イライラしちゃだめだ」
と思ったところで、その感情が消えるものではないですよね。
意志でどうにかなるような話ではないのです。
怠けてしまうのも、意志の問題というより、頭がたるんでいるとか、腰が抜けているとか体の問題が絡んでいます。
心と体、両面から整えていくと、ずっと効率がいいし、無理がありません。
今後は心身の健康が一つのこととして研究される時代になるでしょう。
カウンセリングや心理療法に整体・体癖を活用すると、解決できる幅が増えそうです。
目標を立てるといいタイミング
なんとなく満たされない、生きている実感がない、自分を変えたいという方は目標を立ててみてはいかがでしょう?
一人で上手く行かない場合は、お手伝いをさせていただきます。
一人で抱え込むより、楽に解決することもありますよ!

実は新しいセッションプログラムの宣伝記事でした!
心身の不調がある
心身に不調がある場合は、目標どころではないと思うかもしれません。
ですが、そんな時こそ希望を持つことが心身を快方に導きます。
辛い時は、やりたいことや希望なんて湧いてこない、と思うかもしれませんが、生きている限り欲求はあるはずです。
不調や悩みに向いているエネルギーを目標に向けることで、病気へのエネルギー供給を断ち切ります。
また体の声を聴かずに、がむしゃらに努力していると、ガクッと来ることがありますが、その場合はしっかりと体と向き合って対話を心がけて下さい。
自分でできる整体法をお伝えしていきますので、 実践してしていきましょう。
身につけた知恵は一生使えますから、ご自身が辛い時に、またご家族やお友達が苦しんでいる時に力になれます。
不調や病気になった時、すぐに薬や専門家に頼るのではなく、まず自分でできることを試せるというのは強いですよね。
体癖の負の面が目立つ
体癖の負の面ばかりが気になる場合や、自己認識が本来の体癖とズレている場合は本調子でないとも言えます。
改善したい癖がある方は、ご相談下さい。
目標を立てたけど、行動できないという場合、体のつかえや体癖が関係している場合もあります。
心身がニュートラルに戻れるよう整えていきましょう。
人間関係のストレスがある
目標を設定するとどうして人間関係が改善するのでしょう?
自分の目標がないと「だれかにやらされている」と感じてしまうので、つい相手のせいにしがちです。
「〇〇さんが〇〇だから!」と思っていませんか?
引き寄せの法則は人間関係で顕著に効力を発揮します。
目標を達成していくには、自分への声掛け(セルフトーク)が欠かせませんが、
ポジティブな声掛けをしていると、自然と他の人に対しても明るい態度で接することができるようになります。
例えば普段ストレッチをしている時に
「ほんとにかたいなー」と思いながらやってると、
だれかが「私体がかたくて。。」と言ってる時に「ほんとにかたいですねー」と言ってしまいます。
普段から「これで柔らかくなるね、気持ちいいね」と体をいたわりながら話しかけていると、
他の人にも「大丈夫ですよ、柔らかくなります。ストレッチ気持ちいいですよね」と自然と言えるかもしません。
どちらを選ぶのも自由ですが、人間関係に悩んでることがあれば、自分との関係を見直してみるのも一つです。
自分に素直になると、相手にも素直に愛情表現ができるようになりますよ。
恋愛・婚活・夫婦関係が上手く行かない
なんとなく「恋人がほしい」「結婚したい」と思っていませんか?
具体的に自分にとって、どんなパートナーシップを望んでいるのか、イメージしてみましょう。
自分に合ったパートナーを見つけたい場合は、自分が整った状態だと居心地の良い相手が見つかります。
ドキドキするのもいいですが、一緒にいて息が深くなる相手もおすすめです。
いつも変な人ばかり選んでしまう人は、なにか自分の中に整理した方がいいものがあるかも。
夫婦関係の改善にも有効です。

大事な人と会う前は「幸せな時間が過ごせます」とか「お互いが良い方向に進めるような時間になります」と祈る(目標設定する)と、結構その通りになったり。「いつも大事にしてくれてありがとう」と素直に感じる関係がいいですね。
就職・転職
就職や転職では、希望を明確にすると自分に合った仕事ができるチャンスが大きくなります。
条件だけで選ぶと、こんなはずじゃなかった。。ということも。
自分の目標に合った仕事を選びたいですよね。
会社で働くと、目標設定は会社がしてくれています。
それが企業理念とか経営方針です。
「御社の企業理念に共感しまして」が就活の常套句になるのは、
会社のゴールと社員のゴールの方向が同じなら、その人は全力を発揮して会社のために働けるから、会社の目標達成に貢献しやすい=採用する価値があると判断されるからです。
もし自分の目標がない場合、会社が設定した目標が与えられる形になるので「働かされている」あるいは「お金のために働いている」と感じます。
もちろん与えられた目標であっても、それを自分の目標として自発的に働けるなら力を発揮できます。
ただできるだけ自分の価値観とリンクできるものだと無理が少ないと思います。
適性を考える上で体癖は参考になりそうです。
起業・副業
昨今の社会情勢で、起業や副業を考える方もいらっしゃると思います。
ダイレクトに自分の目標に向かえるのも独立のメリットですね。
ネットのおかげで、個人で仕事をすることのハードルが低くなり、ほとんどノーリスクでビジネスが始められるようになりました。
少しでも興味があるなら、行動を始めてみるのがおすすめです。
もちろん目標設定は大切ですが、やっていく内に見つかることもあるので、やりたいことがある場合は、とりあえずやってみるというのも一つ。
自分のやりたいことと社会のニーズに接点が見つけられれば、仕事になります。
自由な時間のためにお金を稼ぐことが目的なら、自分ができそうなニーズを探せばいいし、趣味も兼ねた副業なら、それほどお金に結びつかなくても、やりたいことを優先するのもいいでしょう。
どんな配分にするかはそれぞれです。具体的に計画を立ててみましょう。
一人で1から情報を集め、ビジネスを作って、モチベーションを維持して、、というのはなかなか大変です。
なにか始めてみたいけど、どうしたらいいか分からない、始めたはいいけど上手く行かない、という方はご相談下さい。
効率よく目標を達成する方法
目標を見つけて、達成しやすい心身の状態に改善していくことを目指すセッションです。
- 全6回、各1時間のZoomセッション
必要に応じて、ホームワーク (動画 or 音声セミナー)を予定しています。
- 価値観を明確にする方法
- 目標を見つける具体的な方法
- 引き寄せの法則の使い方
- メンタルブロックの外し方
- 瞑想法
- 自己催眠のやり方
- イメージトレーニング
間隔の目安は月1回ですが、ご相談に応じます。
その間、不安な時や分からないことはLineにてご質問いただけます。
料金は、¥33,000です。
もし途中で続けられなくなった場合は、¥5,000/回×残回数を返金させていただきますのでお知らせ下さい。
当方で継続が困難と判断した場合も、同様の対応をさせていただきますのでご了承下さい。
お申し込みはこちらから「目標セッション希望」の旨お知らせ下さい。
お問い合わせもお待ちしております。
こんな方におすすめ
私たちは悩んでいる時、つい「自分はだめな人間」だと感じて自信を失ってしまうことがあります。
そういう時は「だめな部分」ばかりにフォーカスして、自分の良さや個性・能力を過小評価してしまいがちです。
問題や課題を整理し、今後どうして行きたいのか考えていきましょう。
悩みの中に目標は見つかります。
目標に向かって進む道筋を一緒に探っていきながら、あなたの中にある可能性や問題解決能力を引き出すお手伝いをさせていただければ幸いです。
以下のようにお悩みの方はご相談ください。
- 自分のやりたいことが分からない
- 人生の目標を見つけて、悔いのない人生を生きたい
- 夢や目標の叶え方がわからない
- やってみたいことはあるけど、最初の一歩が踏み出せない
- なんとなく満たされない
- 打ち込めることが欲しい
- 何のために生きてるんだろうと考えることがある
- 自分に合った恋人や結婚相手を見つけたい
- 素直になれない
- もっと自由に生きたい
- いつも同じパターンの失敗を繰り返してしまう
- 心の中に不平不満を溜め込んでいる
- 自分に自信がない
- 親子、恋人、夫婦、職場の人間関係で悩んでいる
- 体癖に興味がある
- カウンセラーやコーチなどの援助職をしている
- 心身に不調を感じている
- 整体の知恵を身に着けて、健康に暮らしたい
目標
このセッションプログラムを通して、身に付けたい目標は以下のようなことです。
- 目標が見つかる
- やりたいことが自然と出てくる
- 自分の声が聞こえる
- 目標が叶いやすい状態になる
- 潜在意識と顕在意識の方向が合う
- 心と体の一致・健康
- 自分の方向性と社会の方向性のバランスをとりながら行動できる
- 自発的に行動できる
- 周囲と自分とのバランスがとれる
- 心地よい人間関係が築ける
- 日々の生活に幸せを感じられる
- 失敗した時にリカバリーできる
- 自然と感謝ができる
- 自分が好きになる
目標の大切さ
最後までお読みいただきありがとうございます。
クライアントさんとお話していて多いのが「なにがしたいのか分からない」というお悩みでした。
これは私自身すごく共感することで、
長い間これといった目標もなく、もやがかかったような状態で本当に苦しみましたが、
「整体を伝えたい」という目標に気付き、行動をするようになったことが転機で、色々なことが回り始めました。
「自分の内の要求を大切にすることが、癒やし、平和、幸せに繋がることを伝える」ということをとりあえず使命に決めて活動するうちに、
「体癖とは何なのか」「整体・体癖と他分野との連携」「野口整体がまとまる」「一般社会と整体村を繋げる」「整体の医療への応用」「みんなが本当の意味で健康に生きられる社会」「科学・宗教・芸術の再統合」など色んな課題が見えてきました。
今でも悩むことは多いですが、漠然とした悩みから「どうしたらできるだろう?」という建設的な悩みに変わりました。
一旦やり始めると、やりたいことや学びたいことが多すぎて、早く始めれば良かったなと思っています。
やりたいことがあるけど、迷っている方は行動してみて下さい。
課題や問題がある方はそれが、目標につながることもあります。
不思議なことに、目標を定めてから「引き寄せの法則」がものすごく働き始めた実感があります。
例えば「これはどういうことなんだろう?」と思っているとその情報が全然予期せぬところからもたらされるとか、「こういうことをやりたいなぁ」と思っていると声をかけてもらえるとか、必要な支援がいただける感じです。ありがとうございます。
目標がなかった時、「なんでこんなにだめなんだろう」と自分が全然成長していないと感じ、とても悩みました。
できることを少しずつで大丈夫。
できないこと、分からないこともとりあえず保留しておけば、潜在意識が気付かない内に答えを探してくれているので、いつの間にか分かるようになっています。
「自信がない」「劣等感が強い」「こんな自分では嫌だ」と感じている方は、自分の目標を設定して、それに向けて行動していくと、少しずつ成長が感じられ、自信にも繋がります。
一人でもできるかもしれませんが、時間がかかるし大変です。
目標を見つけて達成していくお手伝いができれば幸いです。

「こんな方におすすめ」はだいたい過去の自分のことです。私は20年近く悩みましたが、だれかに相談すれば良かったなと今なら思います。

幸せな方向に進めるよう、応援させていただきます。
一緒に頑張っていきましょう!
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